2023年に続き,9月14日に、当協会のパートナーである朝日印刷株式会社とソーシャルフットボール(精神障がい者フットボール)のイベントを行いました。朝日印刷及びその特例子会社である朝日印刷ビジネスサポート株式会社(ABS)の社員並びにそのご家族が総勢20 名近く参加しました。
協会からは、佐々理事長をはじめ、ソーシャルフットボールチームよりFC PORT(神奈川県)とヴィンセドールルミナス(石川県)から選手が参加し、イベントの進行を行いました。
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【イベント内容】
・教育プログラム
「皆が楽しめるサッカーを通じて、自分の心やみんなの心を知ろう,そして大切にしよう」 〇精神障がい、メンタルヘルスの説明 〇7つの障がい者サッカー説明 〇ソーシャルフットボールの説明 〇選手の日常 〇質問タイム 〇アクティビティ(運動、気持ちの表現、サッカー交流) |
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【イベントの目的】
・自分の中にある様々な感情を受け入れ気持ちを表現すること、そして他者が持つ様々な思いを理解し尊重すること
・その上でみんなが楽しめるルールを考え、実行してみること |
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【参加者のコメント】
最初は、同じ会社の社員、そのご家族が参加メンバーとは言え、知り合いばかりでもなく、少し緊張もありましたが、JSFAの選手・スタッフの皆さんが入って、精神障がいについて学び、一緒にインクルーシブサッカーをすることによって、自分だけでなく、周囲の気持ちがポジティブに変わり、居心地がよくなっていくことに感動しました。特に大事なこととして、”他人の気持ちだけでなく、自分の気持ちも大切にする”ことを学びました。来年も参加したいです!
【ソーシャルフットボール選手のコメント】
〇山田浩史選手(ヴィンセドールルミナス所属)
今回朝日印刷様のイベントに関わることができて、嬉しいです。去年は諸事情があり参加できませんでした。また来年も、ぜひ参加したいです。私は当事者として、困りごとを話す機会があり、社員の皆様のためにもなったと思いますし、自分も気持ちの整理がついたので、すごく良いイベントでした。
また、精神障がいがある自分達とかと交流できたのは子どもたちにとっても良い経験になったと思います。
私が感じたことは医療、福祉の領域から出て、社会の中でもっと、精神の病気について知ってもらいたいと思いました。朝日印刷様の方々のように皆様が温かく接してくれる世の中にしていきたいです。
イベント終了後も、貴重な経験は今でも活かされています。健常の方も障がいがある方も感じることは同じだという印象を受けましたし、その人自身の受け止め方次第かなって思います。これからもフットサル通じて社会に恩返ししながら、成長していきます。
このような機会を作っていただきありがとうございました。
〇中野喜文選手(ヴィンセドールルミナス所属)
初めは緊張もありましたが、FC PORTのお二人による説明が素晴らしくとても良い雰囲気でアクティビティに入っていくことができました。
参加者の方々と、特にお子さん達と一緒にプレーを楽しむことができました。途中のブレイクタイムで皆さんに「今の気持ち」を伺ったところ、ポジティブな気持ちをたくさん表現していただけて嬉しかったです。後半はさらに楽しんでもらえるようルールを考え、交流を深めることができました。プレー後の話し合いでは、お互いが仲良くなるために気持ちを表現してもよいということを確認できたと思います。
どんな気持ちでも表現してよいという空間があるのは素敵なことだと思います。プレーを通じてその雰囲気作りが出来たことで、改めてフットボールの持つ可能性を感じられるイベントでした。
プレーだけでなくファシリテーションも経験させていただくことができ、貴重な経験になりました。
JSFA様、朝日印刷様、ご一緒させていただいた皆様に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。よろしくお願いいたします。
本イベントの総合進行を担当した、馬場(JSFA事業経営戦略担当理事)のコメント
朝日印刷様とJSFAのパートナーシッププログラムの一環として、今回は4名のソーシャルフットボーラー(FCPORT:鈴木 淳子選手、浅井徹選手、ヴィンセドール ルミナス:山田浩史選手、中野善文選手)の協力を得て、『皆が楽しめるサッカーを通じて、自分の心やみんなの心を知ろう、そして大切にしよう』をテーマにインクルーシブサッカーイベントを開催しました。
講話セッションやアクティビティを通じて、多種多様な人の考え方、あり方を認め、つながり、自分らしく生きていくことを尊重しあうことの大切さを学ぶ機会になったと思います。今後もパートナー企業様とソーシャルフットボーラーの双方にとってWin-Winとなるような機会を増やしていきたいと思います!