令和初となるソーシャルフットボール全国大会決勝は、連覇を狙うEspacio(千葉県)と開催地YARIMASSE大阪(大阪府)をPK戦で破った、初優勝を狙うエストレージャあいち(愛知県)の戦いとなりました。
エストレージャあいち早川諒が先制し前半を終了。後半に入り浅井香名子の得点でリードを広げるも、Espacioもチーム最多得点の竹田智哉が1点を返すが追撃及ばず、エストレージャあいちが初優勝を掴み取りました。
<優勝コメント>
◆エストレージャあいち 藤田雅也キャプテン
愛媛の第2回全国大会以降全国優勝を目指して練習して来ました。色々厳しい事を言って来た選手もいますから幾人かのメンバーにとっては大変な大会だったかもしれません。
今大会では色々な印象的なシーンが有りました。その一つにサッカー経験のないあるメンバーの全国大会での初めてのゴールと言うものがあります。未経験のメンバーの成長はチームの成長を感じる最たるものです。ゴール以外でもチームにとって無くてはならない仕事をやり切った事が彼の自信になってくれたら幸いに思います。
◆エストレージャあいち 永田秀樹監督
まずは、第3回ソーシャルフットボール全国大会の運営スタッフ、ボランティアの方々、陰ながらサポートして下さる方々に感謝を申しあげます。
エストレージャあいちの監督になり2年半が過ぎました。チーム目標は全国大会で日本一と掲げ、厳しい練習も繰り返してきました。はじめは練習内容も試合戦術も全て監督の指示待ちで受容的なメンバーでしたが、今年に入り、自分達の課題を自分達で話し合い積極的に乗り越えていく姿が見られました。明確な目標と一つ一つの課題をメンバー同士で乗り越えていくと自然と自信がつきコミュニケーションも増えます。そしてチーム力が上がります。さらにメンバーの各個性と強み、優秀なコーチとサポーターの強みを最大限に活かせたことで結果的に日本一になれたと感じています。
ソーシャルフットボールは結果も一つの指標ですが、それ以上に各自の行動変容や更なる生活の充実など、無限の可能性を秘めていると感じています。
<大会結果>
優勝:エストレージャあいち(愛知県)
準優勝:Espacio(千葉県)
第3位:YARIMASSE大阪(大阪府)・おこしやす京都(京都府)
個人賞
得点王:石田嵩人(amigo長崎)11得点
<大会impression>
白熱したプレーを多く見ることができました。時に激しい接触プレーもありましたが、その後握手をしてまた闘う、そんな相手をリスペクトする姿勢が本当に嬉しかった。優勝した愛知エストレージャは、多くの選手が足をつりながら走り続けました。また、甲信越・中国・四国のレベルアップは驚くほどです。
また、今回は精神医療関係者だけでなく、大阪府サッカー協会や各地域のJ ・Fクラブの関わり、多くの企業や団体の賛同を得て大会を開催することができました。フットボールを通じて、様々な人々が心豊かに社会生活を送れる世の中になるよう、今後とも多くの方々との連携をしていきたいと思っています。
日本ソーシャルフットボール協会理事長 佐々毅